川口市民オンブズマン Kawaguchi Citizen Ombudsman


◇オンブズマン活動について◇

 オンブズマンとは

   日本の「市民オンズマン」

概説

役割

必要とされる過程

スウエーデンでの組織

 住民監査請求について

 住民訴訟について

(当会の会員撮影)

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役割

オンブツ、もしくはオンブズ(ombuds)というのは、古代ノルウェー語で「全権、全権掌握」の意味で、ある特定のテーマについて公共の場やある組織の中で、一部の人たちが不正な行為に及んでいる場合、特定の人に課されたそれを阻止するという、元々は名誉的な職務のことだった。

この意味で、こうした職務の遂行は、実際のところどちらにも加担しない厳正中立な手法が必要だと考えられた。

ただいろんな人々の思惑も絡んでくるし、また一部には自分たちの利害関心を主張することが出来にくい立場の人たちもあるので、特に子どもや病人、障害者の人たちには格別の配慮がされている。

このような機能を可能にするのが、オンブズマンであり、係争中の案件の圏外にいて、官僚組織的な制約からも完全に自由な立場を委ねられている。

必要とされる過程

○ 係争中の案件の客観的な考察

○ 両者から提出された主張の考慮

○ それがもたらす損害、反論、そして経費などについての比較

○ 裁判の枠外での比較検討での帰結

○ 当該のケースについての推奨される解決の提案

スウエーデンでの組織

スウェーデンでは、オンブズマンは議会によって任命された独立行政的に信任を受けた監査官のことで、行政に対し苦情、抗告がなされた場合、それを調査する。

そういった点においては、オンブズマンに就く人々は、行政倫理の分野ではますますその重要性を持つようになってきた。

オンブズマンの役目は無報酬の職務である。

この職務には誰でも就任することができる。規則では、オンブズマンはこうした苦情を個人的に受け取り、自分でその真偽を吟味、行政が間違っているのか、それとも問題なしなのかを判定することになっている。

その上で、正しいことをやっている側からだけでなく、両者から納得のいく解決を提案するのであるが、強制力をもったものではなく、あくまで推奨として提案するのである。

オンブズマンは議会に対してのみ責任を負い、議会にはその職務についてその事の次第をなにかあれば釈明する義務を負っている。

情報へのアクセスについては、あらゆる官庁の文書に書面でも口頭でもその公開を要求する権利がある。

いかなる文書も必要な情報であれば、閲覧することが出来、また自らの発案でもこうした調査活動を遂行することができる。

 

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